10日、鳥取県内の多くの小学校で始業式が行われ、子どもたちの賑やかな声が校舎に戻ってきました。
こうした中、気を付けたいのが子どもの交通事故。鳥取県内では、歩行中の子どもが死傷した事故で、最も多い年齢は「7歳」であることが分かりました。なぜ「7歳児」なのでしょうか。

鳥取県内の多くの小学校で10日、始業式が行われ、このうち米子市立就将小学校では、感染状況が落ち着いていることから、久しぶりに体育館で式が行われました。

マスクの着用については、今年度から県や市の方針として、児童に対してマスクの着用は求めないとしていますが、式ではほとんどの児童がマスクを着用していました。

児童は
「新しい先生とか色んな人に出会えて良かったです」
「委員会とか初めてだから緊張します」
「気持ちをリセットして授業とか頑張っていかないといけないという気持ちです」

新学期がスタートする中、子どもたちの安全を守るための活動も行われました。

「車が来る危ない交差点なので左右をしっかり確認しましょう。じゃあもうちょっと前に出て、まず右を見て」。
新学期にあわせて朝、米子市内で行われたのは、横断歩道ストップキャンペーンです。

米子警察署が、市内23か所で実施したもので、登校中の児童に対して、横断歩道の渡り方の指導や、ドライバーへの注意を呼びかけました。

こうした取り組みの背景にあるのは、子どもたちの交通事故被害の分析データです。

米子警察署 奥村正博 署長
「小さいお子さんの交通事故もあるので、ドライバーの方には、信号機のない交差点では歩行者優先ということを守っていただきたいと思います」

鳥取県警によりますと、県内で過去10年間に発生した子どもの歩行中の交通事故のうち、事故に遭い死傷した年齢で最も多かったのが「7歳児」です。