■新大統領の支持、不支持は…「実力が知れ渡っていない」
ユン新大統領の支持、不支持は真っ二つになっているそうです。就任直前に行われた世論調査をみてみます。
ユン新大統領 就任直前の支持率(5月6日)
▼支持 41%
▼不支持 48%
確かにちょっとすっきりとはいかないような、不慣れなのかなと思いますよね。文前大統領の就任直後の支持率と比べてみます。
文前大統領就任直後の支持率(2017年6月)
▼支持 84%
▼不支持 7%
このときは、圧倒的な支持があったわけです。
ただ、龍谷大学の李相哲教授は「新大統領は政治家になったばかりで、人間性や実力が知れ渡っていないだけ。支持率は、これから上がるだろう」という見方をしています。
井上貴博キャスター:
歴代の韓国の大統領を見ていましても、支持率が低下してくるとナショナリズムに火をつけるために、反日政策に舵を切るということは今までもありました。ユン大統領はどんな人物だとみていますか?
TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
元々は保守派から出ていますし、検事総長という立場もあまり馴染みがない。一般的な人気があるわけではないですけども、実務的には相当しっかりしていると思います。周りのスタッフも分厚いので、じわじわと支持は上がっていくタイプかなと思いますね。
今回の青瓦台の開放も、おそらく若い人の人気がいまいちなので、若い人へのアピールとしてややパフォーマンス的ですけども、問題はこれから具体的な外交とか経済の政策でどのように実績を上げていくかということだと思いますね。
井上キャスター:
日本でも言われることですけど、既得権益にメスを入れてほしい、今までの政治家ができなかったことを政治経験のない方に、といった流れとも見えるんですか?
星氏:
そうですね。あまり政治経験がなく、政党にも基本的に属していなかった検事でしたから、そういう意味では、手腕は未知数ですけども、意外とスタッフはしっかりしてますから、その辺がどのようにこれから稼働していくかですね。