出どころは廃棄物処理業者 取り締まりの瞬間
測定器が反応したのは廃棄物処理業者だった。電波Gメンが踏み込んでいく。
(電波Gメン)「無線使われてますよね?仕事で」
(業者)「あります」
(電波Gメン)「これ、日本製じゃないですよね?」
(業者)「日本製じゃない。中国製」
2人の従業員は中国人で、仕事で使う小型無線機を中国から持ち込んだという。
(電波Gメン)「違法だと知らないで使っていた?」
(業者)「知らない知らない」
(電波Gメン)「日本円でどのくらいで売ってるものなんですか?これって」
(業者)「日本円では3000円2000円くらい」
(電波Gメン)「日本の技適マークがついている無線機を買ってください」
(業者)「はいはい。日本のは高いよ」
渋々納得した中国人従業員。安さから安易に、そして知らず知らずに違法電波を発していた。
(近畿総合通信局・監視第二課 瀬戸口正課長)
「軽い気持ちで外国製無線機を持ち込んで使ってしまう。その結果が既存の無線局の特に重要な無線局に妨害を与えるというのがありますので、注意喚起を積極的にやっていけたらなというふうに考えています」
世に蔓延る違法電波。目に見えぬ脅威が私たちに迫っている。