きのう、千葉県一宮町の海岸に打ち上げられた32頭のイルカ。自力で沖合に戻れず、サーファーらが一部のイルカを海に戻しましたが、きょうになって少なくとも7頭が再び海岸に打ち上げられたということです。

記者
「今、2頭のイルカが重機を使って引き上げられています」

これまでに6頭が死んでいるのが確認され、けさ、国立科学博物館の研究者らが調査のために死んだイルカを回収しました。

国立科学博物館 田島木綿子 研究主幹
「冷水海域に閉じ込められてしまって、低体温症になってしまった結果なのかなと今は考察してますが、今日からの学術調査によって、また新たな知見が得られるかもしれません」

イルカは「カズハゴンドウ」で、餌を追って水の冷たい海域に入り、低体温症になった可能性があるということで、今後、研究施設に運んで解剖するということです。