アイコンタクトで大谷選手が三盗する可能性があった

その準決勝、9回裏のサヨナラの場面で、代走に送られた周東佑京選手に清水コーチが1塁ベース上で声をかけました。そこでどのような会話があったのか明かしてくれました。

侍ジャパン外野守備・走塁コーチ 清水雅治さん
「3点ありました。1つはノーアウト1,2塁だったので、ライナーで飛び出すことは絶対ダメだったということ。

2点目はアイコンタクトで大谷翔平選手が三盗する可能性があったんですよね。だからそこに付いて行ってな、と。サイン出てなくてサードコーチャーとのアイコンタクトで三盗する可能性があったので、佑京も付いて行って欲しいと。

あと、ムネが長打打つ気がしたんですよ。本当にそういう気がして。長打を打つ可能性があるから、抜けたらホームまで帰れよって。その3点ですね」

そして、決勝でアメリカを3対2で下した侍ジャパン。14年ぶりの世界一を勝ち取りました。

侍ジャパン外野守備・走塁コーチ 清水雅治さん
「まさか大谷とトラウトが最後になるとは…これすごいなと思いながら見ていましたね。抑えることしか考えていなくて、これが最後の場面で訪れるんだと思うと、鳥肌が立つような感覚で見ていましたね」

さて、優勝報告会見での清水コーチと言えば、岡本選手とのこんなシーンもSNSで大きな話題となりました。

Q今大会で一番印象に残っているプレー、シーンと、その時どんなことを思ったのか。ご自身のプレーでもチームメイトのプレーでも構いません。教えて頂きたいです。岡本選手お願いします

岡本和真 選手「もう1回お願いします」

その瞬間、清水コーチは岡本選手の受け答えに思わず吹き出してしまいます。