瀬戸選手:
オリンピックで金メダルを目指すには加藤コーチ、一択だなという思いでお願いをしました。

瀬戸の熱意は届き、地獄のトレーニングが始まった。トレーニングの合間には血中酸素濃度をチェック。寝ている間も計測し、収集したデータは練習メニューに反映される。1日10kmを超える泳ぎ込み。高地で行われる強度の高い練習にも、必死に食らいついた。

加藤コーチ(選手たちを前にして)
「なんでやらないのって思うよ。結局金メダルを狙ってないんじゃんって思うけど。一番キツいのをどう超えるかだけの話」

加藤コーチ:
オリンピックで金メダル、世界新なんて話しになったら、人間の常識は全部超えていかないといけない。そこに向かっていってほしい。

練習後には体のケアも怠らない。

瀬戸選手:
駆け込んでいます。毎回体がキツいとき。

自分の限界を超えるチャレンジ。瀬戸には、夢に挑む姿を通して伝えたいことがあった。

瀬戸選手:
いろんな方に迷惑をかけて、もう一回自分の夢に向かってチャレンジできる環境が整っているので、まずそれに感謝しながら競技をしないといけないし、その感謝の気持ちが少なくなったから身勝手な行動もしたと思うんですけど。やっぱり応援して下さっている方々にもう一度自分が頑張っている姿だったり夢を達成している姿を見てもらいたい。

感謝の気持ちを胸に、今度こそ・・・。

瀬戸選手:
何かを得るには何かを犠牲にしないといけないし、やり尽くすっていうのがそういうことだと思っているので。パリ五輪は世界新で金メダル、そのために加藤コーチとやっているので頑張ります。

4日に開幕する日本選手権で2024年パリ五輪へのスタートを切る。