米韓の軍事演習に反発して日本海でミサイル挑発を続ける北朝鮮。このほど「核無人水中攻撃艇(ヘイル)」と呼ばれる水中で核爆発させて津波を起こす秘密兵器の実験をしたと北朝鮮が初めて明らかにしました。核兵器を搭載した魚雷を港付近で爆発させて約50メートルの津波を起こして港に停泊した米空母を直撃するというものです。龍谷大学教授・李相哲氏は「金正恩氏の怒りを制止するものがない」と話し、北朝鮮のますますエスカレートが懸念されます。

ーー北朝鮮は3月27日に弾道ミサイル2発を発射しました。米韓合同演習のタイミングに合わせて色々なミサイルを発射しています。やはり米韓軍事演習に反発なのでしょうか?
「その通りです。最近、米韓がやった軍事演習は北朝鮮本土上陸訓練なんですね。だから特に怒ってる。一方では、私達にちょっかいを出すなと、侮るなというような、力を誇示しているというふうに見ればいいと思います」
ーー日本はもちろん抗議はしていますが、抗議の声が届いているわけではないのですね?
「全く聞く耳を持たないですね。国連でも今どうしようもない状況が続いています。中国とロシアが北朝鮮の肩を持っている状況ですからね。だからもう金正恩氏を制止する手段は今のところはないという状況ですね」
ーー日本としてはもちろん迎撃態勢をとっているということですよね?
「そうですね。アメリカと日本は30くらいの防衛体制は取っているんですけれども、それが本当に100%なのかということはやっぱり難しいですね。今、北朝鮮は様々な攻撃手段を持って、新しいものをどんどんどんどん見せている状況ですね」














