いよいよ4月1日から、自転車に乗る全ての人を対象に、ヘルメットの着用が“努力義務化”されます。ヘルメットをしないとどうなる?普及への課題は?国交省などの自転車関係会議委員を務める小林成基氏に聞きます。
「努力義務」罰則はないが…

3月31日までは、保護者らに対して、13歳未満の子どもに着用させる努力義務がありましたが、4月1日からは、全ての自転車利用者に対象が拡大します。
「努力義務規定」とは、「法律により努力することを義務づけている規定」で、通常罰則はありません。
ただ、道交法・交通問題に詳しい高山俊吉弁護士によると、民事裁判で賠償責任を問われる事故の場合、ヘルメットをかぶっていないと賠償額を算定する際、マイナスの要因になりうるということです。