ヘルメットの着用普及に向けて

小林氏は、
▼自治体や学校などでヘルメットの効果をもっと教える
▼行政によるヘルメットの配布や購入費用の補助
▼自転車にヘルメットを鍵付きでつけられるような技術開発

など、普及のための具体策の提示が必要と考えています。

恵俊彰:
駐輪場に、同時にヘルメット置き場があったら楽かもしれない。いちいち会社に持って行くのも大変だろうし。

ジャーナリスト 大谷昭宏:
“努力義務”という以上は、努力しやすい環境を作ってあげないと難しいと思うんですね。罰則があるわけじゃないから。

自転車活用推進研究会 小林成基理事長:
ヨーロッパだと、ヘルメットを義務付けると自転車に乗る人が減るので、ヘルメットを義務化してない国が多いんですよ。その代わり、国が道の整備を安全にする。つまりヘルメットをかぶらなくても安全に走れる道を作ろうと、そっちに予算を回すわけです。
日本はちょっと、絆創膏を貼ってごまかしてるところがあるんで、根本を考えていかないといけないと思います。

恵俊彰:
あと、ヘルメットが“命を守る”という具体的な数字があるということを、多くの場所で、もっともっと丁寧に説明していく必要があるのかもしれません。

(ひるおび 2023年3月28日放送より)