「今だからこそ」“強いメッセージ”を放つ 田中角栄元総理の“ことば”
『ザ・スピーチ』の企画・脚本を手掛けた堀越信二さんは、人間関係が希薄になっている今だからこそ、元総理の演説や生き方は強いメッセージを与えてくれると考えています。

【堀越信二さん】
「人の心の中に向き合っていく、入ってくるっていう世界っていうのは、なかなか今の時代には難しいところで、非常にそういったところでは必要な部分だと僕は思うんですよね。刺激を受けるというか、こういう生き方もあるんじゃないか」
そして、迎えた公演当日。

【演説】
「世論というものはね、新聞じゃねえんだ。テレビでもねえんだ。世論というものはね、選挙なんですよ」

オペラと浪曲の融合という新しい形の音楽劇。三味線やバイオリンなどの生演奏に合わせ、田中元総理の生い立ちや、母・フメさんへの思いなどが描かれます。

【1947年 田中角栄元総理が初当選時の街頭演説より】
「この新潟と群馬の県境にあるあの三国峠を切り崩してしまいましょう。それから皆さん家族を大事にしましょう。家族を大事にしないとこの国は良くならないですよ」

「道路造りにはガソリン税だ。ガソリン税が必要だ!」
また田中元総理は、実に33本もの議員立法を手掛けていて、“史上最多”とも言われています。