“角さんの演説”がオペラに?!

“演説の名手”としても知られる田中角栄元総理

新潟県柏崎市、旧西山町の出身で、“演説の名手”として知られる田中角栄 元総理。
そのスピーチがオペラになりました。主演を務めるのは、新潟市出身の浪曲師。いったいどんな舞台なのでしょうか?

オペラの“舞台稽古”の様子

「総理総裁はなろうと思ってなれるもんじゃない」
「2派閥から現金をもらったら“ニッカ”、3派閥だったら“サントリー”、全派閥だったら”オールドパー”…」

田中角栄元総理の演説をテーマにしたオペラ『THE SPEECH(ザ・スピーチ)』を演じるのは、音楽大学出身のオペラ歌手やミュージカル俳優が中心になっている東京の「劇団★ポラリス」です。

複数の演者が代わる代わる田中角栄元総理を演じる

「これは嘘のようで本当の話なんだ」

複数の演者が、代わる代わる田中角栄元総理を演じます。

「―学校の先生と友達が応援に来ているという形でいきたいと思います」

元総理役の一人で、主演として招かれたのが、浪曲師の玉川太福(たまがわ・だいふく)さん(43歳)です。

新潟出身の浪曲師・玉川大福さん

【浪曲師 玉川太福さん】
「皆さん!この新潟と群馬の県境にある、あの三国峠を切り崩してしまいましょう」(曲「天保水滸伝」より)

でも、浪曲も玉川太福さんもよく知らない…という人、多いんじゃないでしょうか。