国内の消費が低迷する中、海外に活路を見いだそうと、「獺祭」で知られる酒造会社がアメリカ・ニューヨーク州に酒蔵を完成させました。
記者
「いまこちらでは、日本酒で使われるお米の麹造りが行われています」
ニューヨーク州に建設された酒蔵。5000リットルの貯蔵タンク52基が設置されているほか、精米所も併設され、日本酒「獺祭」で知られる旭酒造にとって海外での初の生産拠点です。
新型コロナの影響などで工期が延び、総工費は当初予定していた30億円から最終的に80億円に。2022年度の売上高の半分近い額を投じる、その狙いについて桜井会長は…
旭酒造 桜井博志 会長
「日本がこれから生きていくためには世界に出ていかなければならない」
日本酒の出荷量は、国内では50年前のピーク時に比べ4分の1にも満たないほど減少し続けています。一方、海外への輸出額は去年はおよそ475億円に達し、13年連続で過去最高を更新しています。
ニューヨークの酒店でも…
記者
「入ってすぐに日本酒が並んでいますね」
酒店の総支配人
「ニューヨークでは確実に売り上げが伸びています。日本酒は健康的なイメージもあると思います」
旭酒造も現地生産で海外市場開拓を本格化させ、将来的には売り上げの90%を海外から得たいとしています。
旭酒造 桜井博志 会長
「(国内の売り上げが)これからも微減状態でいくというのは常識的な話です。だからこそ世界に出ていかなければいけない」
この酒蔵では、新たな純米大吟醸「獺祭ブルー」を醸造する予定です。酒造会社では「日本の『獺祭』を抜いてほしい」としています。
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