黒田監督「教え子には負けたくない気持ちあった」
【試合後会見概要】
いわきFC・村主博正監督
「まずは雨の中、多くのサポーターの皆様が駆けつけてくれた中、なんとか勝ち点3を取りたかったです。90分間、タフに戦おうという中で選手たちは最初から形にしてくれたと思います。選手は一生懸命やってくれたと思います。そんななか、私が勝負を早まったところがあると思います。慶城(江川選手)が少し痛そうにしていたのもありましたが、彼が今まで突っ立っているシーンがそんなに無かったのでプレーはできるだろうと感じたため、勝負を懸けた(別の)選手交代をしました。交代枠を残しつつも、選手を助けてあげられなかったのが敗因です。僕のミスです。十分選手たちはJ2の舞台で戦っていけるところをプレーで証明してくれた。僕もしっかり見直して次に向けてファイティングポーズをとってやっていきたいと思います。」
Q.結果、敗れはしましたが、守備陣はエリキ選手を抑えるなど活躍が光っていた。改めて、きょうの選手たちのどんなところを評価している?
「先発で出た選手もサブの選手も含めて、チームとして集中力の高いゲームをずっとやってくれていたので、改めて十分、J2でも戦っていける選手たちが揃っているなと思っています」
FC町田ゼルビア・黒田剛監督
「雨が降る中、展開的にも非常に難しいゲームでした。いわきさんのフィジカルの強さや攻守の切りかえなど、彼らのサッカーにすごく苦戦した時間帯もあったが、一人一人粘り強く対応することによって、前半を0に抑えられたことによって後半の良い流れに結びついたのかなと思います。最後、いわきさんの運動量が落ちてきたところをうまくワンチャンスで仕留めることができました。途中から入った黒川はここ何節か出る機会もなく、相当メラメラといった気持ちがあの1点に押し込められていたのかなと思います。選手たちに称賛を送りたいです。」
Q.いわきFCには青森山田高校時代の教え子、山下優人主将と嵯峨理久選手がいましたが、敵将として2人のプレーを見てどうだったか?
「予想通り相手にしてみれば嫌な相手だなという印象がありますね。試合前に挨拶に来てくれたんですが、勝って恩返しするなんてことは考えなくていいと話はしたんですけれども(笑)、相当気合いは入っていたと聞いています。あの2人も複雑な心境の中で監督には負けていられないという気持ちもあったでしょうし、私も教え子の2人には負けたくないという気持ちがありましたので、すごく成長を感じながらきょう出会えたことに感謝したいなと思います。これからも対戦相手の監督ながら、教え子である2人の成長を影ながら見守っていきたいと思います」














