来年、JR美祢線は全線開通100周年を迎えます。
それを記念した、特別仕様の車両がお披露目されました。

木村那津美アナウンサー
「黒いボディーに白の100の文字。美祢線全線開通100周年を記念したラッピング列車、このような重厚感あるデザインになりました」

厚狭駅と長門市駅とを結ぶJR美祢線は、来年3月23日に全線開通100周年を迎えます。

記念の特別車両が運行されることになり、美祢駅でお披露目式がありました。

デザインは全国から102点の応募があり、長門市在住のデザイナーヤマシタタケシさんの作品が選ばれました。

ヤマシタ タケシさん
「感無量で泣きそう。過去走っていた石炭車のオマージュということでブラックを基調としたすごいシンプルなコンセプト。皆さんに愛されればいいなと願っております」

費用はクラウドファンディングで全国の鉄道ファンから集めました。

JR美祢線利用促進協議会 会長篠田洋司美祢市長
「昔の貨物車両を彷彿とさせるようなデザインだなと改めて感じました。昭和40年代後半には貨物の輸送量、発着量美祢駅日本一という時代もありましたので、地域の歴史が詰まった路線だと思っております」

JR西日本によりますと美祢線の昨年度の利用者は1日に366人で、ピークの1987年度に比べ、79%減っています。

ファン「すごくかっこいいと思いました。いつもの銀色の車体も可愛いんですけど、いつもと違うものが走るというのはすごい感動的」
「春夏秋冬にしか見られないラッピング電車を撮りに来ます!」

あす以降、来年の8月末までの運行が予定されています。