WBC決勝戦の3月22日は平日。

村上宗隆 選手の地元・熊本でも多くの人が学校や職場へと向かう中、応援のスタイルも人それぞれのようで…。

休日の人「きのう、きょうWBCのための休みなんだと有意義に使っております」

一方、「仕事は休めない」という人たちも、ギリギリまでスマートフォンで観戦です。

通勤中の人「WBC見てます。気になります」

Q.仕事に集中できそうですか?「ちょっと(仕事とWBC)半分半分で。今日だけ特別に・・・」

通勤中の人「出勤中です。仕事中はもう見られないので、休憩中に結果を見ようかなと」

そのWBC決勝。先発マウンドを託されたのは、今永昇太(いまなが しょうた)投手。

今年1月には天草市で自主トレを行ったサウスポーです。

初回、無失点!上々の立ち上がりを見せた今永でしたが、2回。

アメリカの6番、ターナーに捕まりレフトスタンドへソロホームランを打たれます。

【2回表 アメリカ 1-0 日本】

しかし、その直後・・・この回、日本の先頭バッターは、前の日、劇的なサヨナラツーベースヒットを打った『村神様』。

その初球でした。

目の覚めるような一振りは、ライトスタンド2階席へ!!

村上選手に待望のWBC初ホームラン。

【2回裏 アメリカ 1-1 日本】

村上宗隆 選手「すぐ追いつきたい展開だったので一振りで追いつくことができて良かったです」

ちょうどこの頃、村上選手が親善大使を務める熊本市では、職員も応援…か、と思いきやテレビの電源は全てオフ。


結果は昼休みまでお預けということで、少しだけ途中経過を。

後生川凛アナウンサー「3対1で…勝っています!」

市職員「ありがとうございます」

後生川アナウンサー「村上選手…ホームラン打ちました!」

市職員「そこは、ちょっと…市長がツイートしておりますので、そこだけは確認させてもらいました(会議前の空き時間に)」

誰もがその行方を気にしていた試合は4回ウラ、岡本和真(おかもと かずま)選手にも1発が飛び出しリードは2点に。

【4回裏 アメリカ 1-3 日本】

熊本市のバーには、どうしても外せない仕事があり、家にいたという人も駆け付けていました。

「村上君のホームランを見たときに、なんで俺は家にいるんやろ?という想いに駆られまして、はせ参じました」

そして試合は1点差の9回、マウンドには大谷翔平(おおたに しょうへい)投手。

【9回裏 アメリカ 2-3 日本】

バーのお客さんたち「せーの あと一人!あと一人!!」

3大会ぶりに世界一の座を奪還しました。

【試合終了 アメリカ 2-3 日本】

村上選手「なかなか実感わかないですけれど、アメリカもスター揃いで強かったですが、自分たちもそれに立ち向かって行けたので、本当に良いゲームができました。悔しい気持ちもあるので自分自身レベルアップできるように頑張ります」

gogobar 田淵 大 オーナー「みなさんとこの雰囲気、世界一を共有できたことをほんとに嬉しく思います」

gogobarのお客さん「今年は良い年になります。感動をありがとうございました。ありがとう!ヌーーーー」

gogobarのお客さん全員で「感動をありがとう!」