人吉球磨の高校生たちが「地元の雨」を学びました。

熊本県は、現在、東京大学の先端科学技術研究センターとともに、2020年7月豪雨の気象データを活用した産業振興やまちづくりに取り組んでいます。

一方で、あさぎり町にある南稜高校は、地域の農林業を学ぶ「球磨農林学」の授業を独自に行っています。

今日(10月31日)は、東大の研究センターのメンバーでもある熊本大学の冨田智彦准教授が教壇に立ちました。

その中で冨田准教授は「より精度の高い気象データが、防災や減災、水資源の管理につながる」とした上で「人吉球磨に降る、年間3000mm、46億トンに上る雨の恵みの有効活用が、地域の重要課題だ」と指摘しました。

東大の研究センターはデータ収集のため、球磨地域を中心に現在4か所に雨量計を設置していて、今後、新たに南稜高校など3か所にも設置する予定です。