渦を使った風力発電装置を開発し、国際特許を取得したベンチャー企業が新潟県長岡市にあります。28歳の社長と、60歳の大学教授が、二人三脚で描く自然エネルギーの未来を取材しました。【新潟から、SDGs】

長岡市で4月に行われた起業家たちによる交流会。ベンチャー企業『パンタレイ』を立ち上げた、佐藤靖徳社長(28歳)の姿がありました。

【パンタレイ 佐藤靖徳社長】
「円柱とリングという全く新しい構成で回る『世界初の風車』です」

パンタレイが手がける『世界初の風車』とは、円柱の羽根(翼)が付いた風車の後ろに、リングが付いただけの単純な構造のもの。これが一体、どうして回るのでしょうか?

【佐藤社長】「円柱に対して風が吹くと『カルマン渦』という渦が出るようになっている。後ろにリングを付けてあげると、途端に回転するようになる」

風の動きを目で見えるようにした実験、風車を横から撮影した動画です。

円柱に風があたると…渦を巻くような動きが現れます。この渦こそが世界初の技術。渦が強烈に風を巻き込み、円柱を動かす揚力となり、風車が回るのです。

この技術でアメリカ、イギリスなど6つの国で特許を取り、佐藤社長は去年8月『パンタレイ』という会社を立ち上げました。

ところで、佐藤社長が風車の説明をしていると、横から別の人の声が…

【高橋教授】「エンジンで例えた方が分かりやすいかもよ」

【佐藤社長】「あ、そうですか」

佐藤社長にアドバイスするのは、パンタレイの取締役・高橋勉さん(60歳)です。果たして、2人の関係性は?