「朝も深夜も油断ならない…恐怖を植え付けようと」

―――深夜の空襲警報は、外から聞こえるものなのですか?それとも携帯電話からアラームが鳴るものですか?

大和大学 佐々木正明教授: キーウではさすがに夜は「ウー」とは鳴りません。リビウは空襲警報が鳴ります。そのときも空襲警報があっても人々はずっと街を散策しているような状況にもありますし、リビウは西部にあって着弾したことが少ないということもあって、そういう状況だったのかなと。

 私が把握したのは、スマホを常に振動があるような形でキャッチできるようにいたしましたので、空襲警報があれば、スマホでキャッチするということですね。

―――実際に午前6時ごろ大きな音が聞こえたのは、どんな音ですか?

 遠くから聞こえたように思いませんでした。つまり、大きな音です。私は新聞記者時代にいろんなところに行きましたが、聞いたことがない音でした。これは戦禍の地にいないとわからない。

 爆発音を聞いて思ったのですけども、やっぱりロシアは朝に打ち込んで、人々を恐怖に陥れようとしている。朝も深夜も油断ならないよということを植え付けようとしている。私自身、ここに来てそれを感じました。