誰も避難せず…その後唐突に「聞いたことない音」
大和大学 佐々木正明教授: もう慣れてしまっているというか…。他の人にも聞きましたが、空襲警報が出てもキーウでは慣れてしまっているということで、あまり防空壕には行かないよということを聞いてたので、そのまま私も寝たんですよ。
すると朝6時頃ですね、窓の外から「ボーン」という音がしまして、「これは聞いたことない音だ」と思って、すぐにネットで確認したらキーウに着弾したという情報が流れました。そこから情報を確認していった。ホテルから遠い場所ではあったんですけども、キーウでもけが人が出て、大規模一斉攻撃だったということを把握しました。
―――空爆時の避難方法を確認したというと、ホテルから何かレクチャーがあったのですか。
やはり外国人ですから、言葉の問題もありますし、ホテルの中でどのように避難をしているのか、もしくはどのようにウクライナ人が情報キャッチしているのかを十分に確認しながら、夜に就寝していました。
―――佐々木先生が空襲警報を聞いてホテルの地下室に逃げたものの、誰もいなかったというのは、どういうことなのでしょうか?
大きく3つぐらい考えることがあると思います。まず一つ目、キーウへの空爆というのは、着弾することが非常に少なかったということで12月は非常に停電が多く、2月上旬ぐらいから良くなってきたよということもあって少し平静を取り戻してきたところであったこと。2つ目がやっぱり空襲警報に慣れてしまっていること。3つ目はウクライナ全土にあります防空システムがしっかりと動いているということを実感しているようです。空襲警報が鳴っても着弾しないだろうと市民も思っている。これは去年の大規模一斉攻撃があった頃と違う状況です。














