『大津波警報が発表されて30分以内に避難場所へ』ゲームで体験

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 隣の大船渡市では去年から新たな試みが。スマートフォンで津波からの避難を体験する防災観光アドベンチャーゲーム「あの日」。大吉アナウンサーが実際に体験してみました。

 スマホから、地震を知らせるアラームが鳴ります。

 【スマホから流れるアナウンス】
 「観光で訪れた大船渡で地震に遭遇しました」

 (大吉アナウンサー)
 「私はキャッセン大船渡に来ている観光客で、今、地震が起きて大津波警報が発表されたという設定ですね」

 位置情報システムを利用し、地図に表示されたポイントへ行くとヒントを得ることができます。東日本大震災の時、大船渡市では約30分後に津波が到達したため、30分以内でゴールにたどり着かなければなりません。

 道にあるQRコードを読み込むと、「わかれ道」という表示が。

 【スマホから流れる女性の声】
 「じいちゃんとばあちゃん、家にいるはずだけど、私、行ったほうがいいかなあ」

 すぐそこにある祖父母の家。どうしたらいいのでしょうか。

 (大吉アナウンサー)
 「避難場所に行くべきだと思んですよ、自分の命を守ることを考えたら。ただ橋を渡った向こうにおじいちゃんおばあちゃんがいると思うと、様子を確認しに行きたくなる人の気持ちがすごくわかる」