強盗殺人事件の衝撃「今回は4人で行った…」

事件発覚直後に男と電話する塩田アダム記者

塩田)強盗殺人のニュースが流れてる。

--強盗殺人…?

塩田)狛江って書いてある。90歳くらいの女性が被害に。

--あー90歳くらいのおばあちゃん…。強盗殺人はウチじゃないんじゃないかな。

そう言いながらも、男には思い当たる節があるようだった。
その日の深夜、今度は男から電話が入った。

--塩田くんごめんねこんな夜中に電話しちゃって。強盗殺人のニュース、これ調べたんだよ。そしたら、大元が一緒だった。情報屋も一緒だし、俺らに「人を入れてくれ」って言ってくるチームも同じだったのよ。

塩田)ほんとですか。今回も3人組で行った?

--いや、今回は4人で行ったらしいわ。

東京・狛江市 強盗殺人事件の現場

「現場から4種類の土足痕が発見された」と報じられたのは、この電話から2日後のことだ。

--俺は今回たまたま人を入れてなかったけど、毎回こんな感じになるんだったら流石に疲れてくるぞって。たかだか80-90万のために無期懲役だぞ、やってらんないでしょ。

男の口ぶりは明らかに変わっていた。自分のグループが人の命を奪ってしまったことに動揺したのだろうか。
しかし次の言葉に私は耳を疑った。

塩田)何で殺したんですか…?

--うーん、多分、やかましかったんじゃない?

男は笑いながらそう答えた。

こうしたリクルーターとのやりとりを放送すると視聴者からは大きな反響が寄せられた。ただそこには「なぜ男は強盗殺人の情報をペラペラと話すのか」「ヤラセではないか」といった声もあった。ここからは、放送では紹介できなかった男とのその後のやりとりを明らかにしたい。