バスも廃線危機「便数減→不便→さらに乗らない」負の連鎖


 廃線から30年、今、多可町では再び廃線の危機に陥っているといいます。

 (小嶋明さん)
 「バスも同じことで乗る人が少ない。高齢者とか学生に限定される。一部通勤の方。そうすると実績が落ちていくと便数が減っていく、不便になる、さらに乗らない、その繰り返しですね。(鉄道の)代替バスはどうやって守れるのか、維持できるのか、それが新たな課題としてすぐ出てきた」

 鉄道がなくなり人口は激減。鉄道の代わりにできたバス路線も利用者の減少で2020年、町内をまわるコミュニティーバスが廃止に。さらに、隣の西脇市とを結ぶバスも存続の危機に直面しているといいます。まさに負の連鎖…。