弁護士「法的には書面に不備…しかしA社が返金に応じるかは不透明」

 A社に返金を求めることはできないのか。消費者問題に詳しい林尚美弁護士は、A社が作成した契約書には不備があると指摘します。

 (林尚美弁護士)
 「かなりいい加減な契約書だなと思いますね。9回目以降は無償サービスという内容が、どういう内容なのか書かれていないですし。法的には書面に不備があるということになるので、クーリングオフするということが可能になってくると思います」

 一方で実際にA社が返金に応じるかは不透明だといいます。こうした被害に遭わないために甘い言葉には注意が必要だといいます。

 (林尚美弁護士)
 「その日じゃないとダメだとか言われて、今がお得とかね。そういうのにのせられて契約してしまうと損をすることがよくありますので、一呼吸置いていただいたほうがいいかなと思います」
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 被害者の会を結成したCさん。今後、集団訴訟も視野に入れて情報収集を進めています。

 (Cさん)
 「みんな女の子はきれいになりたいと思っていると思うので。良かれと思って契約したものが、こうして自分に悲しい形で返ってくるようなことになるというのはあってはいけないと思うので。自分のお金がもちろん返ってきてほしい気持ちもありますけど、これ以上同じような気持ちになる人が増えてほしくないっていう気持ちの方がやっぱり強いですね」