ショーケースに、ケーキはありません。島根県松江市の人気洋菓子店が、毎週月曜、ケーキは作らず、クッキーなど焼き菓子のみを販売する「クッキーデー」を始めました。ケーキ店がケーキを売らない、その理由とは。


6日月曜、島根県松江市にある人気洋菓子店「松江クロード」を訪ねると…

木谷茂樹 記者

「店内入ってきましたけど、普段は美味しそうなケーキがズラリと並んでいるはずですが…今日は営業されているんでしょうか?」


いつもなら選ぶのを迷ってしまうほどたくさんのケーキが並ぶショーケース…しかし、きょうは空っぽです。

松江クロードでは今月から、毎週月曜を「クッキーデー」として、ケーキは売らず、焼き菓子のみの販売とすることにしました。

一体、なぜなのでしょうか。


松江クロード 石川りさ専務

「パティシエスタッフの労働時間を削減するために定休日を増やしたのですが、一方、お客さんの利便性は下がってしまいました。3月はホワイトデーや卒業、異動、引っ越しなどがあり、1年で一番焼き菓子のギフトが売れます」

この店ではこれまで、パティシエなどの働き方改革として、月曜と木曜を定休日にしていました。

店舗内の無人販売機でケーキなど生菓子なども買えるよう工夫して、定休日の穴をカバーしてきましたが…

松江クロード 石川りさ専務

「自販機では入り切らないお菓子もあったりして…。焼き菓子だけならパートスタッフだけでオープンできますので」