9日に開幕するWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に向け4日、中日との強化試合の前に、合流したばかりの大谷翔平(28)とラーズ・ヌートバー(25)が初のフリー打撃を行った。

午後4時55分、グラウンドに姿を現した大谷は、大勢のファンが見守る中、左中間フェンスを使って壁当ての練習を行い打撃練習へ。

5時26分にバットを持ってゲージに向かうと、ヌートバーと会話をしながら他の選手の練習を見守った。打席に入るとバンテリンドームに集まったファンから一球ごとに歓声が起こり、まるでホームラン競争かのようにスタンドインを連発。打球が最上段に突き刺さるとドームは大きくどよめいた。この日は27スイング中ホームランは9本。

WBC開幕戦まであと5日に迫った侍ジャパン。前日に行われた中日との強化試合では2‐7と大敗を喫し、栗山英樹監督(61)就任以来、7戦目で初黒星となった。打線もヒット6本と乏しく、早くも“世界の二刀流”の一打に期待が高まる。

大谷やヌートバーなどメジャー組は6日の阪神戦との強化試合から出場可能。