社員という人物が釈明『従業員が勝手にうそを』

 社員は帰ろうとするが、取材班も食い下がる。

 (記者)「A商店というのは実在する会社なんですか?」
 (会社Xの社員)「いちおう屋号としてやっていますね。例えばその辺にラーメン屋さんとかあるじゃないですか。それも屋号でやってるじゃないですか」
 (記者)「それはちゃんと登録されているじゃないですか。電話をかける時に会社Xと名乗ればいいじゃないですか?」
 (会社Xの社員)「やっていますよ。やっていますよそれは」
 (記者)「じゃあA商店って何なんですか?何のために名乗っているんですか?」
 (会社Xの社員)「いちおう水産を売っているので。そういうお店の名前でやっていますよーみたいな感じで」
 (記者)「でもお店ないじゃないですか」
 (会社Xの社員)「はい…」
 (記者)「同情してね、何とかあなたたちのことを助けたいと思った人たちについてね、それを思って買った人たちについて、どう思っていますか?」
 (会社Xの社員)「うちの従業員とかでそういうふうなことを勝手に言って…まぁうそじゃないですか。そういうことであれば申し訳ないなと思います」
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 社員は『A商店は存在せず、従業員が勝手にうそをつき勧誘していた』と釈明した。

 コロナ禍に便乗した海産物詐欺。助けてあげたいという人の善意を踏みにじる行為は絶対に許されない。

 ※お困りの場合は『消費者ホットライン:188(いやや!)』にご相談ください。最寄りの消費者生活センターなどにつながります。

 (2023年3月1日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特命取材班スクープ』より)