9日に開幕するWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に向け、中日との強化試合(3日、4日)に臨む侍ジャパンが2日、バンテリンドームで練習を行った。
ルール上、MLB所属選手は今回の中日戦には出場できず、6日の強化試合から出場可能となる。この日、ダルビッシュ有(36)は中日との合同練習に参加した。
音楽を聞きながら通常のルーティンでウォーミングアップを行ったダルビッシュ。バンテリンドームは2011年5月25日、中日との交流戦以来。さらにダルビッシュのバンテリンドームと言えば2007年11月1日、日本シリーズで中日・山井大介投手が8回まで完全試合を継続しながら交代した試合で負け投手となっている。
4299日ぶりの名古屋となったダルビッシュ、その練習を見ようとバックネット裏には山本由伸(24)や佐々木朗希(21)など投手陣のほとんどが陣取った。中日の選手相手に1人目・岡林勇希(21)の2球目、150キロのボールが右ひざを直撃。岡林は両肩を担がれ退場となってしまった。
コントロールが定まらないダルビッシュ、3人目・カリステ(31)には四球、5人目のビシエド(33)にはスライダーを捉えられヒット性の当たりを許すと、5人目・アキーノ(28)にもスライダーを拾われ連続でヒット性の当たりを許してしまった。
全体的にボールが高くコントロールに苦しんでいたダルビッシュだが6人目からはマウンドにもアジャストして、緩いカーブも確認した。ベンチでは吉井理人投手コーチ(57)の横に座り話し込む姿も。ダルビッシュは打者12人に50球を投げヒット性の当たりは3本だった。

















