今、空前の“グミブーム”が到来しています。2021年にはガムの市場規模を超え、2022年に一気にその差を広げました。果たして、その人気のワケは?

グミが大人気のワケは?

山内あゆキャスター:
今、空前のグミブームが起こっているんです。市場規模をグラフで見ると、2017年にはガムがグミよりもかなり市場規模大きかったんですね。
逆転したのが2021年。グミが初めてガムを超えました。緩やかに超えたのではなく、グミはその後の伸びが凄いのです。2022年には▼781億円規模となり、ガムは残念ながら▼548億円規模に減ってしまいました。

ちなみに一番多いのは“アメ”です。いつかアメをグミが追い越すときにまたニュースになるかもしれないですし、アメが首位を独走するかもしれません。

2022年に最も売れたのがカンロの▼『ピュレグミ』シリーズです。酸っぱいパウダーが美味しいんですよね。このカンロの担当者に“グミブーム”の要因を聞きました。

▼グミは食感・形・味・色に変化を付けやすい
▼目新しい商品を生み出しやすい
▼“推しグミ”などとしてSNSで発信しやすい

今、グミ業界がこぞって目指しているものは “究極の食感”だそうです。

▼『カンデミーナ』シリーズ(カンロ)
→名前の通り硬め。波状になっていて筋が入っている。

▼『忍者めし「鋼」』(UHA味覚糖)
→8の字みたいに穴が開いている。指を入れて引っ張ってもちぎれない!

UHA味覚糖 担当者
「折り畳んで厚みを2倍にすれば硬さアップ。食べ方で食感は無限に」

グミは何でできている?日本で最初のグミは?

山内キャスター:
グミはそもそも何でできているのかを振り返っていきましょう。

【原料】
▼砂糖 ▼水あめ ▼ゼラチン ▼濃縮果汁 など

一番最初に日本で作られたグミは、1980年に発売された明治の『コーラアップ』
小さいプラスチックにグミが入っていて、オブラートを剥がして食べるタイプ。今は復刻版としてそのまま入っているものも人気だそうです。