県内の優れたものや取り組みに迫るキラリ逸品。
発売から約1か月。連日売り切れが続いている外ヶ浜町のホタテドッグです。新しい町の特産品は地域の食を支えている地元スーパーが開発しましたが、そこには事業の継続と地域活性化への願いがありました。

「いらしゃいませ!ホタテドッグいかがですか」と店頭で接客しているのは、外ヶ浜町蟹田の地域密着型スーパーマーケット「マツオスーパー」の2代目社長、石岡明沙実さんです。

彼女が店頭で売り込む新商品は、連日、完売御礼、今や町を代表する名産品です。それがこちら「#マツオの一撃ホタテドッグ」です。


ありそうでなかった味の組み合わせ、それに商品と並行して進む数々のアイディアも人気の理由です。
※新名真愛アナウンサー「ホタテの唐揚げの存在感がすごいです。ホタテはプリっと、野菜はシャキシャキ。パンがフワフワすごくよく合います。自家製ソースがいいアクセントになってます。やみつきになる味わいです」


1月28日に発売した「ホタテドッグ」は、石岡さんと母・幸恵さんが約2か月の試行錯誤を経て開発しました。


地元産のベビーホタテの唐揚げに、紫キャベツやニンジンなどのたっぷりの野菜をサンドし、自家製ソースをかけて完成。調理は、開店前に2人だけで行います。
※石岡明沙実さん「私、朝苦手なので早く来て揚げ物するとか出来ないので手伝ってもらってすごく助けられてます」
※母・幸恵さん「そう思ってもらえて、うれしいです」
毎朝、母と娘のルーティーンともなった調理作業。しかし、ここに至るまでには特別な感情と大きな決断がありました。
マツオスーパーの創業は1989年。当時は、個人商店でしたが、その後規模を拡大し、いつしか地域に欠かせないスーパーとなりました。そして2022年12月、石岡さんは先代の社長である父から店を引き継ぎました。
