1月に青森市で起きたタクシー運転手への傷害事件についてです。
24日の青森テレビの放送を受け、青森県警察本部は事件の対応にあたった女性警察官を2月21日付で本部長注意処分としたことを発表しました。

処分を受けたのは青森警察署の30代の女性巡査部長です。被害関係者などによりますと、巡査部長は2023年1月16日に青森市内で起きたタクシー運転手の男性が7日程度のけがをした傷害事件に絡み被害届を出す意思を示した運転手の意向に反して逮捕せずに刑事手続きを終える「微罪処分」で処理を進めようとしました。

青森県警察本部は、この対応について、監察課で調査をした結果、不適切な職務執行だったと判断。この巡査部長を2月21日付で懲戒処分に満たない本部長注意処分としたと発表しました。


監察課の聞き取りに対して巡査部長は「事案が多発していて、安易な方法で事件処理をしようとしてしまった。大変反省している」などと話しているということです。監察課は「今後このような事案が再発することがないように職員の指導・教養に努めて参ります」とコメントとしています。
