鳥取県水産試験場 德安理敬さん
「マイワシについては今資源が増加傾向にありましてその増加を反映したようなかたちで水揚げ量が急増したものと考えています」

実は今回のマイワシの豊漁、山陰だけではありません。

鳥取県水産試験場 德安理敬さん
「2月の初旬ぐらいから青森、新潟、富山とかで浜に打ちあがったとか定置網にいっぱいかかったとかそんな話を聞いてまして、北から南にむかってマイワシが南下してきたものと考えています」

2週間ほど前から富山の氷見沖で、定置網が壊れるほどの尋常ではない量のマイワシが獲れているというのです。

富山では実に40年ぶり。1970年代以来の豊漁の時代を迎えているとも言われています。

でもなぜ山陰に?

鳥取県水産試験場 德安理敬さん
「春にかけて北の方にいたものが産卵のため南下海遊するというふうに考えられています」

2月の境港のまき網によるマイワシの水揚げ量は去年は20トン、おととしは50トンでしたが今年はすでに4425トン。例年3月や6月にピークを迎えるため、今後さらに大漁のマイワシが期待できるかもしれません。

鳥取県水産試験場 德安理敬さん
「毎年このように来魚しますと大方3月から始まって6月ぐらいまで豊漁になる傾向がありますのでことしもかなり期待できるのかなと考えています」