コメの収穫が最盛期を迎える中、山陰のスーパーの店頭にも待望の新米が並び始めています。

気になる価格は、しばらく高値が続きそうだということです。

土江諒記者
「新米入荷しました、ということでこちらのスーパーでも、JAのコシヒカリの新米の販売が、きょうから始まりました」

島根県松江市のスーパーには、午前、JAしまねのコシヒカリの新米、合わせて30袋の入荷があり、早速店頭に並びました。

気になるお値段は5キロで税込み5271円。
去年の約1.7倍の価格です。

マルイ黒田店 井上一成さん
「ようやく先週、今週から新米が出始めました。思ったよりも比較的お求めやすい価格で出せているかなというのが、今の状況ですね」

今年、JAしまねが農家に支払う前払い金「概算金」を過去最高額に引き上げたこともあって、当初は5000円後半という見方もあったといいます。

このスーパーでは早生品種も含めて5000円前後で販売されていますが、今年の新米の価格に消費者は…


「ちょっと高いかなと思います。結構若い人はパンとかピザとか食べられるんですけど、高齢者はそういうわけにはいかないので」
「これ(つきあかり)が一番安いと思ってこれにしたんです。新米ではあるし(コシヒカリより)値段が安かったので買おうと思った」

マルイ黒田店 井上一成さん
「(価格が)下がることはないと思うんですけど、(他の品種も)大体これくらいの価格でご提供できるかなと思っています」

この店では9月下旬にかけて、順次ほかの品種の販売も始めるということですが、価格が落ち着くのは年末か年明け頃の見込みということです。