鳥取県西部の3つの町にまたがる大規模な風力発電所建設計画をめぐり、地元が揺れています。
そのうち、日野町では、11日、議会で町長が反対を表明。
江府町長もすでに反対の意思を示していることから、今後、残る伯耆町の対応が注目されます。

日野町 﨏田淳一町長
「総合的に勘案し、本町としてはこの事業に反対の立場を表明いたします」

11日開かれた日野町の9月議会で、﨏田町長は、鳥取県西部で計画されている風力発電事業に対し、脱炭素の発電に理解を示す一方、町民への健康被害の懸念や自然環境保全の観点から反対する考えを表明しました。

この計画は、東京に本社を置く「日本風力エネルギー」が、江府町、伯耆町、日野町にまたがる山に、高さ約196メートルの風車を建設するものです。