あす(27日)に再審可否へ…弘次さん「無罪を勝ち取り墓前に報告にいきたい」

事件発生から約40年経ってもなお、フィルムネガという新証拠に、死斑についての新見解が明らかになった。再審可否の決定を前に、阪原弘さんの息子・弘次さんが今の思いを語った。
(阪原弘さんの長男・弘次さん)
「あの時警察、検察が全ての証拠を提出して、自分たちに都合の良い証拠、悪い証拠含めて提出していたら、父はきっと無罪判決。今ごろこの家で平和に暮らしていると思うんですよ。悔しいじゃないですか。父はいませんけども父と同じ思いを持っている母がせめて元気なうちに再審無罪を勝ち取って家族みんなで父の墓前に報告にいきたい。そういう気持ちでいます。母が生きていることは絶対条件なんですよ」
「再審」の重い扉を開けることはできるのか。大阪高裁の再審可否の決定は、27日午後2時に言い渡される。