■侍ジャパン強化試合 日本代表vsソフトバンク(25日・サンマリンスタジアム宮崎)

3月9日開幕のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に向けた強化試合が25日に行われ、侍ジャパンは先発・佐々木朗希(21)がマウンドに上がった。ソフトバンク打線に2回を投げ、打者6人に対し26球で1安打3奪三振の好投を見せた。

1回は先頭の牧原大成(30)に初球161キロのストレートを投げると、セカンドへのボテボテの当たりが内野安打に。だが2番中村晃(33)の打席で盗塁を試みた牧原を甲斐の好送球でアウト。中村はセカンドフライに打ち取り、続く柳田悠岐(34)をフルカウントから162キロのストレートで空振りの三振に仕留めた。初回は13球。

2回は4番ホーキンスをレフトフライ、5番・栗原陵矢(26)は162キロで空振り三振、続く6番・今宮健太(31)はスライダーで2者連続空振り三振に仕留め3者凡退。

6人の打者全員に160キロ超えの球を投げ、2回無失点で上々のスタートを切った。登板後、佐々木は「甲斐さんに助けられて立て直すことができました。このチームでの初戦、良い形で投げることができて良かったです」と初陣のマウンドを振り返った。