侍ジャパンの宮崎強化合宿は23日、第2クールの最終日を迎え、栗山英樹監督(61)、ダルビッシュ有(36)が1週間の練習を振り返った。
この日ダルビッシュはブルペンでオリックスの宇田川優希(24)、中日の高橋宏斗(20)らのピッチングを見守りながら、時おり声をかけ若手に熱心にアドバイスを。
初日からの投手陣の雰囲気について「すごく仲良く練習させていただいてます」と語り、「みんなすごくいい雰囲気でやっているので、このまま大会に入れればと。ファンの方にも楽しんでいただきたいと思っているので、自分たちもしっかり調整していきたい」とWBCに向けて意気込んだ。
現在の日本の投手陣のレベルについて聞かれると「メジャー選手たちと比べても負けてないですね。変化球であったり、コントロールであったり。勝ってるところもいっぱいある。近くで見てもすごく頼もしく思っている」と力強く答えた。
さらに“世界一奪還”のために必要なこととして「世界一を考えないことだと思います。そこを、先を見るといろいろおかしくなると思う。今日とにかく一生懸命頑張るというところの積み重ねであったり、先を見ないことがすごく大事だと思います」と語った。1次ラウンドの登板日については「そこは監督に聞いていただいて」とした。
栗山監督はこれまでの合宿を振り返り「人間関係を含めて、全部わかることはないですが、あらためて選手の能力の高さを感じました。まだ全員(キャンプに)きていないですが、試合になればこれだけの選手ですのでひとつの方向に向かってできると思う」と期待を込めた。
25日・26日にはソフトバンクとの壮行試合が控える中、「この2試合に関してはバランスよく出てもらって、まずは選手たちがどういう状況かを確認させていただくという感じです」とし、1次ラウンドの投手の予定について「長いイニングを投げる投手については、方向性だけは出してあげなきゃなと。(本人に伝えているか?)まあまあまあ、いろいろ(笑)。中途半端で申し訳ない、答えにくいところがいっぱいあるからね」と明言を避けた。

















