■侍ジャパン強化合宿・3日目(19日・宮崎)

ロッテ・佐々木朗希(21)が強化合宿で初のブルペン入り。選手、スタッフのほか多くの報道陣が見守る中、1人でブルペン登板へ。

ソフトバンクの甲斐拓也(30)を相手に投げはじめると、目線の先のネット裏ではダルビッシュ有(36)、戸郷翔征(22)、栗山英樹監督(61)、吉井理人投手コーチ(57)らが“令和の怪物”のピッチングを見つめた。ダルビッシュは吉井コーチと話をしながら、時おり「おーっ」とその球威に驚く場面も。

多くの熱い視線を浴びた佐々木は「後ろでたくさんの方が見られて、すごく力が入ったり緊張したんですけど、とにかく30球程度投げることができて良かったと思います」といつもの雰囲気とは違うブルペンを振り返った。

前日佐々木はダルビッシュのブルペンを自身の携帯で熱心に撮影していたが、この日はダルビッシュが佐々木の投球を撮影するシーンも何度か見られた。終了後にダルビッシュと会話をしたという佐々木は「全体的な感覚というか、感想の話で、スライダーが良くなっていると言ってもらえました」と明かした。

球を受けた甲斐は「持ってるものはすごいんでそれは感じましたね。(佐々木の仕上がりは)この時期としては十分なんじゃないですか」と太鼓判を押した。