WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に向けた侍ジャパン強化合宿が17日から行われるため、ヤクルト・村上宗隆(23)、ロッテ・佐々木朗希(21)ら日本代表メンバーが16日、所属球団のキャンプ地である沖縄から続々と宮崎空港に到着した。

空港には大勢のファンが集まり、山田哲人(30)を先頭に侍メンバーが姿を現すと騒然とした雰囲気に。この日は栗山英樹監督(61)が12時30分頃、ひと足先に宮崎入り。メジャー組では唯一合宿に参加するダルビッシュ有(36)が前日に宮崎に入り、この日は市内で巨人の岡本和真(26)らと合同自主トレを実施。

村上は午前中、チームのキャンプ地である沖縄・浦添で最後の調整を行った。ここまでのキャンプについて「しっかり身体もつくれた」と振り返った村上は「WBC開幕までもうちょっとあるのでより実戦に近い形で向かっていければ」と今後を見据えた。さらに「世界一取れるように全員で力を合わせて頑張りたいです」と強く意気込み、侍の4番として期待される主砲が沖縄をあとにした。

この日、宮崎入りした選手は、ロッテ・佐々木、ヤクルトの村上、山田、中村悠平(32)、高橋奎二(25)をはじめ、中日は高橋宏斗(20)、DeNA・牧秀悟(24)、今永昇太(29)。阪神は中野拓夢(26)、湯浅京己(23)、日本ハム・伊藤大海(25)、楽天・松井裕樹(27)ら。

侍ジャパンの強化合宿は17日から27日まで宮崎市内で行われる。