たまごの価格はどうなる? 政府や専門家は…
井上キャスター:
今後どうなっていくのか、政府としての見立てです。
野村哲郎 農林水産大臣
「すでに鳥インフルエンザが収束したところは再生産に向けて雛を導入。ニワトリは(たまごを)をすぐに産むので、ある程度、市中に出回れば価格も当然下がってくると。神頼みみたいなことを思っている」
専門家はどう見ているのか。
経済アナリスト 森永康平氏
「現在は家計が節約に入り企業側が値上げしにくい状況」
→今後、大幅な価格高騰はなさそう
畜産など調査・研究する農林水産総合研究所
「例年、鳥インフルエンザは3月ごろに収束。雛がたまごを産むまでには半年程度かかる」
→現状から安くなるのは時間がかかる

ホランキャスター:
消費者から考えると、価格が安い方が家計に負担が少ないのでありがたいなと思うんですけれども、しわ寄せが全部生産者さんに来ることを続けていると、結局日本の畜産業などは破綻する方向に進んでしまいますし、神頼みっていうのはもはやできることがないっていうことですもんね。
秋元代表:
この先も苦しい状況になることがある程度見えてしまっているので、そこに対してどういう対応をしていくのかをもっと政府側から出してほしいというのは感じますね。生産の現場からは「もう続けられない」という声がたくさんあって、そこに対する補填が長期的に続けられるのかは疑問があったりするので本当に根本の解決ができるように動いてほしいって感じます。
井上キャスター:
日本って中小企業や生産者が弱いじゃないですか、コストを価格転嫁できない。これは何を変えれば変わっていきますか。
秋元代表:
畜産に限って言うとやっぱり飼料ですよね。ほとんど輸入に頼っている状態を国産でかつ安価に生産できる状態を作っていく部分の支援とか。生産者さんが減っていくこと自体は避けられないので、一軒あたりの効率化、大規模化の支援などが言われていますね。