薄着の4歳女児 道路に落ちた鳥の羽や石ころを拾っていた


(後藤孝行さん)「家を探すのも時間かかりそうで分からなかったので、近くのさつま警察署に預けたほうがいいかなと」

女の子は後藤さんに手を引かれながら歩いて、およそ500メートル離れたさつま警察署まで行き、保護されました。

そして、およそ30分後に警察署に母親から電話が入り、泣きながら駆けつけた母親に女の子は無事、引き渡されました。

■4歳女児は自宅から1キロ歩いていた

母親によりますと、「自宅で目を離したすきに娘が家を飛び出した」ということで、自宅から発見された国道まではおよそ1キロ離れていました。

(後藤貴子さん)「良かったなぁと、ほんとそれだけ。安心しました。事故にもあわず、水路などに落ちることもなく無事で本当に良かった」


(さつま警察署 松村美津郎・生活安全刑事課長)「女の子の発見がもし遅れていれば、大きな事件・事故に巻き込まれた可能性は十分あった。こうした事案があったら警察に連絡いただければありがたい」

そして、後藤さん夫婦は小さい子を持つ親として気付いたこともあったと話します。