G7保健大臣会合の会場となる出島メッセでは14日、化学兵器を使ったテロを想定した訓練が行われました。

訓練は、出島メッセ長崎で開催中のイベントに不審者が現れ、有毒な化学物質を撒き散らしたという想定で行われました。

出島メッセ長崎ではことし5月に「G7長崎保健大臣会合」を控えています。

官民の連携強化とテロへの対処能力向上を目的とした14日の訓練には、警察、消防、会場のスタッフおよそ80人が参加しました。

消防:「みなさん落ち着いてください。今から皆さんを安全な形で助けます」

有毒物質を拡散しないように“テントの中で避難者の除染”を行ったり、要救助者には“防護服を着て対応にあたる”など、化学兵器が使われたテロへの対応の流れを確認しました。

長崎県警 警備部 池園 直隆部長:
「大きな会議の時には国際的に見てもテロの脅威が差し迫ってくる。その点では官だけではなく、官民一体となって それぞれが連携するところに大きな役割を果たすことができるだろうと思っています」

3か月後に迫った長崎で初めての国際会合。
県警では今後、官民の連携をさらに深めていきたいとしています。