公文書の改ざんを命じられて自殺した男性の妻が、財務省の元理財局長に対して損害賠償を求めている裁判で、妻側が元理財局長らの出廷を求めたことに対して、大阪地裁は尋問の必要性を認めつつ、判断を留保したということです。
財務省近畿財務局の職員だった赤木俊夫さん(当時54)は4年前、森友学園への土地売却をめぐる公文書の改ざんを命じられたことを苦に自殺し、妻の雅子さんは改ざんを指示したとみられる当時の理財局長・佐川宣寿氏に対して1650万円の賠償を求めています。
雅子さん側は今年4月20日、佐川氏の当時の部下や俊夫さんの上司ら4人について証人尋問を、佐川氏本人と雅子さんについて本人尋問を求めていました。
そして4月27日、裁判の進め方を話し合う協議が開かれ、雅子さんの代理人弁護士によりますと、裁判長は「佐川氏個人に損害賠償責任を負わせることができるかどうか検討するために尋問は必要だ」との考えを示しつつ、「雅子さん側が今後提出する学者の意見書を踏まえて尋問を採用するか判断したい」として、現時点での判断は留保したということです。
注目の記事
「なぜ裸?」子どもの質問に小島よしおは…1歳児の子育てに奮闘しながら実践「妻と熱量を同じに」月イチで夫婦は…トークショーで明かした“小島流子育て論”の正体

当時24歳・雑誌記者の辻出紀子さん行方不明から27年… 両親らが情報提供呼びかけ 警察官のべ3万9000人以上が捜査にあたるも有力情報は得られず 三重・伊勢市

ウクライナ出身力士・安青錦 初優勝で史上最速の大関誕生なるか 戦火を逃れて来日→41年ぶりのスピード出世で関脇に【サンデーモーニング】

「月に一晩ぐっすり眠る時間がほしい」24時間ケアを続ける医療的ケア児の家族 病床削減問題が照らした数字では見えない親の声

「2歳の頃はママ・パパと呼んでくれていたのに」 主に女の子に発症する難病“レット症候群” 今は会話も食事も難しく… 根本的治療法がない先天性の神経疾患

愛するちいちゃんは見知らぬ男性に突然命を奪われた SNSで知り合った男に娘を殺された父親の22年間の苦悩と命の教え【前編】

「逆にお聞きしますが、僕がパクられた時に京アニは何か感じたんでしょうか」言い返す青葉被告を裁判長が制止した 遺族がはじめて被告人質問に立つ【ドキュメント京アニ裁判⑪】

「投資用物件とフラット35」で相次ぐトラブル…住宅ローン4000万円『一括返済』求められ「絶望」勧めた不動産会社Xに取材を申し込むと

幼少期に性被害「ずっと自分を殺したかった」加害繰り返した男性「反抗しない子どもに…」当事者たちの証言【MBSドキュメンタリー映像‘23】

「お金ないし誰の子どもかわからない」路上で赤ちゃん出産…傍聴から見えた女の半生「風俗店勤務でホテル転々…給料の大半はホスト通いに」「過去12回の出産」「妊娠を相談する人がいなかった」





