■プロ野球・巨人春季キャンプ(13日・宮崎)

侍ジャパンの戸郷翔征(22)が紅白戦に登板した翌日、ブルペンに入り102球の投げ込みを行った。

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では投手の球数制限があり貴重な第2先発として期待される戸郷は紅白戦で2回、20球を投げた翌日にブルペンに入った。初実戦後には「真っ直ぐの質を見直さないといけない」と話していた。

この日はWBC公式球は使わずNPB球を使用、疲れた体の動きを確認しながらピッチングを行った。最初は腕が出てこなくリリースポイントが決まらず首をひねるシーンも見られた。徐々に投球を続けていくとストレートの伸びが生まれ受けていたキャッチャーの岸田行倫(26)も「いい角度、いいボールだ」と声が出た。戸郷もリズム良く投げ始めると「ちょっと甘いっすね」と微妙なコントロールの調整では笑顔も見せた。最後は全力投球を見せ102球のピッチング。WBCに向けて順調な調整を見せた。