11日、長崎県雲仙市で起きた雲仙市立国見中学校教頭によるひき逃げ事件について雲仙市の教育長がコメントを発表しました。

この事件は雲仙市の国見中学校の49歳の教頭が、11日午前6時前自宅近くの国道を運転中に80歳の男性をはねたうえ、そのまま逃げた疑いが持たれているもので、13日昼前、男性の死亡が確認されました。
死因は「外傷性脳挫傷」だということです。

雲仙市の下田和章教育長は「使命感や倫理観にかける行為が発生したことは公務員に対する信頼を著しく失墜させるとともに市民県民、生徒、保護者に強い失望と不信感を与えるものであり誠に残念で深くお詫び申し上げます」とコメントを発表しています。

一方、中学校では12日夜、保護者説明会が開かれ、生徒には13日朝、全校朝会で説明が行われたということです。

警察は酒井容疑者が現場から立ち去った理由については「捜査中である」として明らかにしておらず、引き続き当時の状況を詳しく調べています。