
多く聞かれた声は、乳がん検診=痛いというイメージでした。一般的な乳がん検診は「マンモグラフィ」と呼ばれる方法で、乳房を板で圧迫し、薄く伸ばしてX線撮影をします。乳房全体が均一に広がるためがんを見つけやすい一方で、痛みを伴う場合もあることから敬遠する人は少なくありません。

こうした中、新しい乳がん検診が新潟県五泉市の五泉中央病院で始まっています。今年2月に導入した、乳がん検診専用の無痛MRI「ドゥイブス・サーチ」です。がんの広がりなどを検査するMRIを改良したもので、新潟県内でこの検診を行っているのは五泉中央病院だけです。

検査着を着たまま受けられるのが特徴で、機械に2つ開いている空洞に乳房を入れてうつ伏せになります。
【五泉中央病院放射線技師 塚田友恵さん】
「撮影に入ります。大きい音がしますけれど頑張ってください」
ヘッドホンで音楽を聞きながら、およそ15分間の検査を受けます。磁気と電波を使用するMRI検査なので、被ばくの心配は一切ありません。

そして15分後…
【記者リポート】
「終わりました。うつぶせのまま楽に寝たような形だったので、胸のあたりが強く圧迫されるようなこともなく、最後の方は寝ていたようなくらいにリラックスしていたと思います」