バドミントンのアジア選手権2日目が27日、フィリピン・マニラで行われ、大会3連覇を狙う世界ランキング2位の桃田賢斗(27)が初戦でインドネシアの選手に逆転負けを喫し、姿を消した。

初戦敗退となった桃田


新型コロナウィルスの影響で3年ぶりの開催となった今大会。18年、19年、優勝の男子シングルス・桃田が1回戦で世界ランク52位、インドネシアの選手と対戦した。桃田は第1ゲーム、序盤から初対戦の相手にリードされる苦しい展開となったが、終盤で同点に追いつき6連続得点で第1ゲームを先取した。

続く第2ゲームは格下の相手に出だしで8連続得点を許すとそのまま奪われ17-21。最終第3ゲームも中盤で9連続得点を許し7-21で逆転負け。大会前には「(3連覇は)意識せずに1点1点、1球1球、しっかり自分のものにできるように、強い気持ちをもって向かっていけたらいいかなと思ってます」と話していた。

昨年の東京五輪では予選敗退に終わり、その後、度重なるけがと戦いながら11月のインドネシアマスターズで、国際大会1年10か月ぶりの優勝を果たしていた。今年、初優勝が期待されていたが格下の選手に思わぬ形での敗戦となった。