経営学を学ぶ上田市の大学生が自分たちで考えた弁当などの新商品を、松本市の企業に提案しました。
「消費者に届けたい想い」をテーマに学生たちが知恵を振り絞って考えた渾身の商品果たして食のプロの評価は?

上田市の長野大学で開かれた学生による新商品の発表会。
大手コンビニエンスストアで販売する弁当や総菜の開発を手がける松本市の「はやしや」に自分たちで考えたオリジナル商品のプレゼンをします。
提案するのは経営学を学ぶ企業情報学部の48人。
1年間ゼミの活動で「消費者に届けたい想い」をテーマに新商品の開発に取り組み、グループごとアイデアを発表しました。
こちらの弁当の名前はその名も「菜食健美(さいしょくけんび)」。
美容と健康を意識している忙しい社会人をターゲットに、安心安全なオーガニック食材を使用。
美容への関心の高さや、昼食の栄養バランスに不安を抱える人が多いというデータを参考に開発した弁当です。

さらにこちらは組み合わせを選ぶことができる炊き込みご飯。
「インスタント食品は栄養的に心配です、お母さんもこれなら混ぜて炊くだけのツーステップだけで家族を想う気持ちにサポートできる」
数種類のダシとご飯のもとを分けることで、簡単に料理のアレンジが可能。
調理時間を大幅に短縮することもできます。
構想段階から学生たちと意見交換をしながらアドバイスをしてきた「はやしや」の関係者たち。
発表後に熱心に質問するなど、学生の提案にすっかり感心した様子でした。

(はやしや・飯村和生社長)「どうしても固定概念にとらわれがちになりますので、若い方たちのいまの時代に合ったアイディアはすごく大事だと思う、私たちの新規事業の中で生かしていきたい」

(学生)「私たちが設定した社会人女性というターゲットじゃない人たちにも手に取ってもらえるような商品を考えられたのでは、商品化されたらうれしいなとは思います」
「本当に忙しくて手が回らない主婦にぜひ食べてもらいたいです」
「はやしや」では今後、学生のアイデアをもとに商品化に向けて準備を進めていくことにしています。