戦禍に見舞われているウクライナに、車いすの補助器具を寄贈している長野県箕輪町の企業が、新たに300台余りを発送しました。
箕輪町で、車いすをけん引する補助器具を製造している「JINRIKI」は、8日夜、追加で送る340台をトラックに積み込みました。
JINRIKIはてこの原理を利用して前輪を浮かし、人力車のように引くことで段差を越えることができる器具で、災害時の避難用に開発しました。
ウクライナで高齢者や負傷者の避難に役立ててもらおうと、クラウドファンディングなどで4000万円を集め、これまでに200台近くを避難所や特別支援学校などに贈ってきました。

(JINRIKI・中村正善社長)
「全く今まで避難できない状況の中で初めて避難できる糸口を見つけたんじゃないかというような対応だった、戦争から逃げる人たちを助ける、避難という支援は
日本にしかできないし、ある意味では私たちにしかできないこれが私たちにできなければほかの誰もできない」
追加の340台は船便で送る予定で、3月中旬には隣国・ポーランドに到着するということです。