1月のホシフグに続いて新潟県の海岸に続く大量漂着。今度はイワシです。
一体なぜこれほどのイワシが打ち上げられたのか、その原因とは…。

2月7日に糸魚川市・筒石漁港の近くの砂浜を、文字通り覆いつくした大量のイワシの撤去作業が、翌8日の朝から始まりました。

市民からの連絡をうけ7日に新潟県の担当者が現地で確認したところ、およそ250mにわたって2段3段と重なって打ち上げられている所もあったということです。

目を疑うような異様な光景が広がっていました…。

【長岡市からきた大学生】「すごいですね、予想以上でした。ニュースで耳にはしていたけど、ここまでだと環境的にも心配になりますね」

【地元住民】「すごいなと思います。前にもパラパラとはあがるけど、こんなには…。すごいよね」

新潟県では、異臭など環境に影響が及ぶ恐れがあるとして8日朝から撤去作業を始めました。
県から委託された民間会社が、およそ50人態勢で手作業で作業を進めます。
【笠原建設 鈴木秀城社長】「埋めるならササッと埋められるんですけど、焼却処分してほしいと言われている。焼却炉で燃やすので砂をつけちゃダメで、だから水洗いして、この袋に詰めて…という工程になる。ちょっとやっかいですね」

【笠原建設 作業員】「今日中に終わりそうな意気込みで来ましたけど、終わりそうにないです…」

この突然のイワシ問題。
新潟県は年度末の苦しい中で、処分費用の確保に奔走したそうです。

【新潟県土木部 糸魚川地域振興局 地域整備部 五十嵐正巳副部長】「通常の予算ではとても処分できないので、急遽新しく予算を確保するために昨日そういった動きをとりまして…。なんとか予算が確保できたので、少しでも早いうちから作業に入った方がいいと思いまして」

それにしても一体なぜ、これほどのマイワシが漂着したのでしょうか?