市長給与カット・アリーナ構想廃止は実現 残る公約の進捗は
市長選のときに掲げていた公約について見ていきます。
主な公約は次の通りです。
◇新型コロナ対策
◇市長給与30%カット
◇成長する宮崎経済
◇女性活躍・子育ての充実
◇ムダ撲滅プロジェクト です。

川野AN
このうち、市長給与のカットはもう実施したということで、また、「ムダ撲滅プロジェクト」のうち「アリーナ構想廃止」も実施しました。
その他を見ていきますと、コロナ対策を除いて、「経済の成長」、それから「女性活躍・子育ての充実」について、進捗の方はどうですか?
清山市長
経済については、庁内で成長戦略会議を設置して、さらに、公民連携の取り組みを進めています。
経済というのは、やはり、民間の方々の役割も大きいので、まず、(市の)中に、例えば、市役所改革やデジタル化、そして、宮崎市フェニックス自然動物園(の社長への登用)、さらには、宮崎大学から副市長を招聘、そうした形で民間の分野からの人材を起用してきました。
対外的には、公民連携の取り組みでNTTとの連携であったり、その一環として「ふるさと納税の強化」、そうしたものもあります。
川野AN
国でも議論されています「子育ての充実」に関して、市としてはどうですか。
清山市長
子供たちは、将来を担う存在としてとても大事だと思っています
今までコロナの臨時交付金を活用して、宮崎市フェニックス自然動物園、宮崎科学技術館への「子育てお出かけ応援事業」、さらにはギフトカードの支給、そうした手を打ってきました。
今後、児童相談所の設置の可否の検討など非常に重いテーマですが、重要な取り組みを進めていきたいと思います。
「ふるさと納税30億円以上」を上回る52億円超を達成した理由
先ほど、少し話の中にもありました「経済の成長」に関わってくる「ふるさと納税」についてですが、
市長は公約で「ふるさと納税を5億円から30億円以上」と掲げていましたが、既に今年度の寄付額が52億円を超えています。

川野AN
これは、具体的に市長がどのような指示を出して、ここまで飛躍的に伸びたのでしょうか?
清山市長
ふるさと納税に手を担当する職員の数を増やしました。
さらに中間事業者との連携、中間事業者における体制強化も、直接トップ同士でお願いをしてきました。
さらに、ポータルサイトを5つから9つに増やして、返礼品も増やして、さらに、どこか強いところを思い切って伸ばしてもいいから、とにかく寄付額の増加というところに焦点を当てて、しっかり頑張ってくれということを伝えてきました
川野AN
年度内には70億に達するのではないかという見込みもあるようで、これはありがたい財源になりますね。
清山市長
そうですね。70億は、一応、最大限伸びてもそこだろうということで、非常に高いハードルですけれども、非常に貴重な自主財源です。
ただ、もちろん、宮崎県内にはまだまだ結果を出している自治体もありますので、まだまだこれからだと思っています。